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Kimono Item 0016

綴帯

染織 国指定文化財

手元の帯と綴帯を照合するときは、表の柄より先に裏側の表示を探します。査定前の確認箇所は、帯裏、たれ先、織り出し、証紙、仕立て残布、落款や機屋名を確認します。防虫剤の種類を変える前に、現在の保管状況と変色の有無を記録しておきます。染めと織りの情報を切り分けるため、全体像に加えて生地の接写を用意します。名称照合では、「綴織は、経糸の下に実物大の下絵を置き、杼に通した緯糸で経糸を綴りわけ文様を表す伝統的な技法である」という説明を外観と比べます。取扱対象でも状態によって結果は変わるため、傷みを含む現状の写真で確認を依頼します。似た名称の品と迷ったら、共通点だけでなく異なる色・素材・作りも一つずつ書き出します。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

綴織は、経糸の下に実物大の下絵を置き、杼に通した緯糸で経糸を綴りわけ文様を表す伝統的な技法である。多彩で複雑な絵文様を自在に表現することができる装飾性豊かな技法として知られる。 通常、綴織は組織的には平織であるから、その表面は平滑になる。作者は綜絖に文様用と無地用の両用を使い、平織の組織に変化を出すという独自に工夫した変化織によって、市松文様状の立体感のある生地を織る。絵緯は青と黄で、生地の変化を巧みに利用して波状表現の文様を織る。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意国指定文化財という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認