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Kimono Item 0030

喜如嘉の芭蕉布(帯)

きじょかのばしょうふ

織り 伝統的工芸品

喜如嘉の芭蕉布(帯)を見分ける起点は、糸芭蕉からとれる繊維を利用して織り上げる芭蕉布は、沖縄の代表的な織物ですという記録です。防虫剤の種類を変える前に、現在の保管状況と変色の有無を記録しておきます。家族から受け継いだ状態のまま、帯裏、たれ先、織り出し、証紙、仕立て残布、落款や機屋名を確認します。付属品を送る必要があるか確認し、求められていない資料まで手放さないようにします。織物かどうかを確かめられるよう、表面だけでなく裏面と反物端も観察対象にします。産地の手掛かりは国頭郡大宣味村で、素材は芭蕉繊維です。一枚の写真に複数点を重ねず、付属品を横に置いた個別写真で対応関係を示します。譲り受けた品では購入時期を推定せず、誰から受け継いだかだけを事実として添えます。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

糸芭蕉からとれる繊維を利用して織り上げる芭蕉布は、沖縄の代表的な織物です。江戸時代には夏裃(なつかみしも)として人気がありました。軽くてさらりとした肌触りが独特で、盛夏の着物として現在も広く愛用されています。

技法の記録

3年間育てた糸芭蕉の茎を4種類に分け、木灰(もくはい)で炊き、竹ばさみでしごいて不純物を取り、繊維にします。1m足らずの繊維を細かく裂いて機(はた)結びにし、一本一本つないでいきます。撚(よ)りをかけ、絣結びをして天然染料で染めます。手織りの後、また木灰で精錬し、米酢に浸してから洗い、手のばしで仕上げます。芭蕉布は畑での原木の栽培から始まり長い工程を経て布になります。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和63年6月9日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認