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Kimono Item 0031
本場黄八丈(帯)
ほんばきはちじょう
帯
織り
伝統的工芸品
本場黄八丈(帯)を産地からたどると、公式情報では八丈島八丈町が確認できます。公的情報では伝統的工芸品(昭和52年10月14日)に当たりますが、指定の有無と手元の品の状態は分けて判断します。家族から受け継いだ状態のまま、帯裏、たれ先、織り出し、証紙、仕立て残布、落款や機屋名を確認します。家紋や落款は図柄だけで作者を決めず、位置と大きさも分かる写真に残します。名称照合では、「本場黄八丈の色は黄色・茶色・黒の3色で、その渋みのある色合いが優雅な絹織物です」という説明を外観と比べます。対面査定では確認したい特徴をメモで示し、名称判断の根拠を尋ねてください。においや手触りなど画像化できない情報は、強弱を断定せず気付いた事実だけを書きます。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
本場黄八丈の色は黄色・茶色・黒の3色で、その渋みのある色合いが優雅な絹織物です。
技法の記録
すべて島に自然に生えている植物性の天然染料を用います。天然染料を煎じた液で数十回染色した後、黄色や茶色はツバキやサカキの木を焼いた灰で作った液につけ、また黒色は鉄分を含んだ沼の泥をこした水につけ、糸を染めます。染色された生糸を整経し、昔ながらの高機(たかはた)で手投げ杼(ひ)を用い、隅々にまで気を配って織り上げます。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
査定前の注意伝統的工芸品(昭和52年10月14日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認