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Kimono Item 0035

琉球びんがた(帯)

りゅうきゅうびんがた

染め 伝統的工芸品

手元の帯と琉球びんがた(帯)を照合するときは、表の柄より先に裏側の表示を探します。家族から受け継いだ状態のまま、帯裏、たれ先、織り出し、証紙、仕立て残布、落款や機屋名を確認します。産地や作者の断定を求める場合は、一般品の査定と鑑定の違いも先に確認してください。公的情報では伝統的工芸品(昭和59年5月31日)に当たりますが、指定の有無と手元の品の状態は分けて判断します。状態確認は無理に洗ったりほどいたりせず、におい・カビ・寸法を記録してから査定へ回します。親品目は琉球びんがた、公式に挙げられる製品は帯です。保管臭や湿気は画像に写らないため、気付いた状態を短くメモして写真に添えます。仕立て残布は本体と色柄が似ているかを見て、別の品のものなら混ぜずに保管します。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

中国の型紙の技法、京友禅の手法も取り入れた沖縄で唯一の染物です。綿布、絹布、芭蕉布等に顔料、植物染料を用いて手染めします。色鮮やかな「紅型(びんがた)」と琉球藍の浸染(しんせん)による「藍型(えしがた)」とがあります。それぞれ南国独特の神秘的な魅力を持っています。

技法の記録

技法によって「型付け(型染め)」と、型紙を用いず生地に下絵を描き、糊袋の筒先で下絵の上から糊を置き、その後彩色する「筒引き(筒描き)」とに分かれます。また、色調には「紅型」と「藍型」があります。型紙は、柿渋を用いて手漉(す)き和紙を貼り合せた地紙の下にルクジュをあてがい、下絵にそって小刀で凸彫りします。染色の際、模様の部分に色挿(さ)しをし、その上に隈取りというぼかし染めが施され、立体感を表現します。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和59年5月31日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認