Kimono Item 0049
久留米絣
くるめがすり
久留米絣の見分けでは、染めか織りかを確かめ、次に産地表示を探します。付属資料と本体を並べ、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。産地の手掛かりは久留米市、八女市、筑後市、大川市、うきは市、八女郡広川町、三潴郡大木町(福岡県)で、素材は木綿です。相談時は確認できた事実と家族から聞いた由来を分けて伝えると、判断材料が明確になります。織物かどうかを確かめられるよう、表面だけでなく裏面と反物端も観察対象にします。全体写真に加え、表示・傷み・寸法が分かる写真を分けて用意すると、相談時の行き違いを減らせます。証紙の文字は判読できる距離、傷みは全体のどの位置か分かる距離で、それぞれ撮り分けます。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
絣は先染め織物の一種です。糸の段階で括(くく)りによる絣糸を作って染色し、織り上げていくため、デザインに深みがあります。素朴な織物で、着物、小物、インテリア用品等幅広く活用されています。・久留米絣【くるめかすり】は、江戸時代の末に、井上伝が創案したものと伝えられる。明治以降広く愛好され、着物、夜具地等の需要に応じて木綿絣の代表的存在となった。絣の形術が興って、はじめて日常の衣料に模様を織り出す喜びが得られたのであるが、それはたちまち全国に普及した。紺地に白く織り出される模様は、きわめて単純で素朴ながら強い健康な表現力があって、染織美術に高い位置を占めるものである。
技法の記録
絣図案を作り、経糸、緯糸ごとに整経、絣括り、織締めの作業を経て、染色して作った絣糸を用いて、絣柄を手で合わせながら織り上げていきます。・久留米絣【くるめかすり】は、江戸時代の末に、井上伝が創案したものと伝えられる。明治以降広く愛好され、着物、夜具地等の需要に応じて木綿絣の代表的存在となった。絣の形術が興って、はじめて日常の衣料に模様を織り出す喜びが得られたのであるが、それはたちまち全国に普及した。紺地に白く織り出される模様は、きわめて単純で素朴ながら強い健康な表現力があって、染織美術に高い位置を占めるものである。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認