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Kimono Item 0056
八重山上布
やえやまじょうふ
産地品・染織技法
織り
伝統的工芸品
産地情報で石垣市、八重山郡竹富町と示される八重山上布。名称だけでなく、作りと付属資料まで照合します。伝統的工芸品(平成1年4月11日)という位置付けは産地・技法を調べる手掛かりですが、個々の現物の真贋を保証するものではありません。査定前の確認箇所は、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。見分けに使える具体的な説明は「図柄は他の沖縄織物と同じ琉球絣を用います」です。最初の問い合わせでは評価だけでなく、この品目を扱えるかと必要な写真を確認します。証紙が見つからない場合も、落款や織り出しを撮影しておけば、名称を絞る材料になります。似た名称の品と迷ったら、共通点だけでなく異なる色・素材・作りも一つずつ書き出します。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
図柄は他の沖縄織物と同じ琉球絣を用います。緯糸は手紡(つむ)ぎの苧麻(ちょま)で織られ、植物染料で染められ、手織りで生産されているので、微妙に色彩等が異なり、一つとして同じものはありません。また肌触りが良く、涼しげで夏用の着物として最適です。
技法の記録
糸は年に数回取れる苧麻の手紡ぎ糸を用い、染めは全国的にも知られる手括(くく)りの技法に加え、石垣島が北限と言われる紅露(クール)と呼ばれる植物染料を使い、捺染(なっせん)による染色も行われています。最後に海水に5時間ほどさらして仕上げます。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
査定前の注意伝統的工芸品(平成1年4月11日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認