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Kimono Item 0057
刺繍
ししゅう
産地品・染織技法
染織
記録作成等の措置を講ずべき無形文化財
刺繍を見分ける起点は、刺繍は、染織品に針で色糸を繍【ぬ】い取りして文様を表現する技法であるという記録です。現物の質感を見る際は、記録された素材の金銀糸と合うかも確かめます。写真を撮る前に、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。染織品として、色柄だけに寄らず、糸使いと裏面の状態も一緒に記録します。判断材料が足りない部分は空想で補わず、分からないまま査定先へ伝えてください。折り目の内側に表示があっても、無理に引き出して生地を裂かないよう注意します。刺繍と判断しきれない場合も、確認できた特徴と一致しない点の両方を査定先へ伝えます。譲り受けた品では購入時期を推定せず、誰から受け継いだかだけを事実として添えます。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
刺繍は、染織品に針で色糸を繍【ぬ】い取りして文様を表現する技法である。わが国では五世紀や六世紀の古墳から刺繍を施した裂地が出土しており、国宝・天寿国繍帳【てんじゆこくしゆうちよう】残闕(中宮寺)等の七世紀の遺品からは高度な技術の存在が知られる。染織品の主要な装飾技法として繍仏【しゆうぶつ】の制作や衣服の装飾に用いられ、多様な技法が考案され技術が進歩した。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
査定前の注意記録作成等の措置を講ずべき無形文化財という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認