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Kimono Item 0058

加賀友禅

かがゆうぜん

産地品・染織技法 染め 伝統的工芸品

加賀友禅で重要なのは、技法名と現物の作りが一致しているかどうかです。見分けに使える具体的な説明は「加賀友禅の特徴は、落ち着きのある写実的な草花模様を中心とした絵画調の柄です」です。品物の内側まで見て、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。複数の証紙がある場合は決めつけて組み合わせず、どの品に付いていたか分かる状態を保ちます。公的情報では伝統的工芸品(昭和50年5月10日)に当たりますが、指定の有無と手元の品の状態は分けて判断します。名称を確定できなくても、確認した箇所を伝えれば専門家が見るべき範囲を絞れます。においや手触りなど画像化できない情報は、強弱を断定せず気付いた事実だけを書きます。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

加賀友禅の特徴は、落ち着きのある写実的な草花模様を中心とした絵画調の柄です。加賀百万石と言われた豊かな前田家の文化的な趣味を強く反映して、渋さの中にも武家風の気品を漂わせています。

技法の記録

正絹白生地に「藍花」による下絵を施し、糸目糊置(いとめのりおき)で防染し、化学染料・顔料を用いて手描彩色します。地染の後、蒸気で蒸して染料を定着します。最後に、余分な染料や防染糊等を落とすために水洗いします。別の技法として、型紙を用いて写し糊で捺染(なっせん)をする、板場友禅もあります。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和50年5月10日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認