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Kimono Item 0061

博多織

はかたおり

産地品・染織技法 織り 伝統的工芸品

産地名や技法名を持つ博多織は、呼び名だけでなく制作上の特徴から確認します。織物かどうかを確かめられるよう、表面だけでなく裏面と反物端も観察対象にします。写真を撮る前に、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。帯や着物を重ねたまま撮ると表示が対応しなくなるため、一点ずつ全体と細部を記録します。福岡市、筑紫野市、大野城市他、佐賀県/唐津市他、大分県という地域情報と、絹という素材情報を組み合わせて照合します。説明と一致しない箇所も判断材料になるため、省かずに写真とメモへ残してください。着物は衿、袖、裾の順に傷みを見て、位置が分かる全体写真にも印を付けます。一枚の写真に複数点を重ねず、付属品を横に置いた個別写真で対応関係を示します。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

「献上博多」に代表される平織(ひらおり)は優美華麗なあでやかさを、紋織(もんおり)は繊細緻密な織柄と見事な色合いを見せています。博多帯は締めやすく、締める時の「キュッキュッ」という絹鳴りは博多織ならではのものです。

技法の記録

糸は先染めで、手機、力織機で製織します。絵柄は予め織物設計のときに決められ、この設計に従い、経糸を綜絖(そうこう)に引き込み、次に筬(おさ)通しを行います。そして、この経糸に緯糸を組み合わせて博多織を作ります。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和51年6月14日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認