本ページには広告(PR)を含みます

Kimono Item 0065

喜如嘉の芭蕉布

きじょかのばしょうふ

産地品・染織技法 織り 伝統的工芸品

喜如嘉の芭蕉布の見分けでは、染めか織りかを確かめ、次に産地表示を探します。証紙の破れや退色も情報の一部なので、補修せず読める範囲を撮影します。名称の裏付けを探すなら、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。取扱条件を断定する情報ではありませんが、何を伝えて査定を頼むかはここまでで整理できます。技法の説明は「3年間育てた糸芭蕉の茎を4種類に分け、木灰(もくはい)で炊き、竹ばさみでしごいて不純物を取り、繊維にします」。この記述と異なる点があれば、査定時の質問として残します。見分けに使える具体的な説明は「糸芭蕉からとれる繊維を利用して織り上げる芭蕉布は、沖縄の代表的な織物です」です。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

糸芭蕉からとれる繊維を利用して織り上げる芭蕉布は、沖縄の代表的な織物です。江戸時代には夏裃(なつかみしも)として人気がありました。軽くてさらりとした肌触りが独特で、盛夏の着物として現在も広く愛用されています。・芭蕉布は、糸芭蕉の繊維を糸にして織った布で、沖縄、奄美諸島の衣料として古くは盛んに作られた。そのうち沖縄県国頭郡で製作されていた日常衣料を主とする芭蕉布製作の伝統が、現在、同郡喜如嘉を中心にした地域で婦人達の協同作業によって伝承されている。 喜如嘉の芭蕉布は、テカチ・染・琉球藍染・木灰の使用など、すべて天然の材料によって手仕事で製作されており、繊維の粗剛な平織物ながら、特別な魅力を具えた織物として今日声価が高い。

技法の記録

3年間育てた糸芭蕉の茎を4種類に分け、木灰(もくはい)で炊き、竹ばさみでしごいて不純物を取り、繊維にします。1m足らずの繊維を細かく裂いて機(はた)結びにし、一本一本つないでいきます。撚(よ)りをかけ、絣結びをして天然染料で染めます。手織りの後、また木灰で精錬し、米酢に浸してから洗い、手のばしで仕上げます。芭蕉布は畑での原木の栽培から始まり長い工程を経て布になります。・芭蕉布は、糸芭蕉の繊維を糸にして織った布で、沖縄、奄美諸島の衣料として古くは盛んに作られた。そのうち沖縄県国頭郡で製作されていた日常衣料を主とする芭蕉布製作の伝統が、現在、同郡喜如嘉を中心にした地域で婦人達の協同作業によって伝承されている。 喜如嘉の芭蕉布は、テカチ・染・琉球藍染・木灰の使用など、すべて天然の材料によって手仕事で製作されており、繊維の粗剛な平織物ながら、特別な魅力を具えた織物として今日声価が高い。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和63年6月9日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認