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Kimono Item 0073
弓浜絣
ゆみはまがすり
産地品・染織技法
織り
伝統的工芸品
農民の自分たち用の衣料として始まったものだけあって、素朴でざっくりした風合いを持っています。この特徴から確認したい品目が弓浜絣です。製造地域として確認できるのは米子市、境港市です。見落としを防ぐため、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。技法の説明は「原糸の不純物を取り除き、その糸を80本くらいに引き揃え、柄になる部分を括(くく)り染色します」。この記述と異なる点があれば、査定時の質問として残します。別の品目と迷う場合は、産地・素材・技法のうち確認できたものだけを査定先へ伝えます。汚れを落とそうとして生地を傷めるより、現状のまま状態を伝え、手入れの要否を査定先に確認します。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
農民の自分たち用の衣料として始まったものだけあって、素朴でざっくりした風合いを持っています。絵絣の技法を生かし「縁起物」また「厄除け」「吉祥」と、生活に関連を持つ柄が、繊細かつ大胆に表現されています。
技法の記録
原糸の不純物を取り除き、その糸を80本くらいに引き揃え、柄になる部分を括(くく)り染色します。染色後、乾燥させて括り糸を取ると、括っていた部分だけが染まることなく白くなっています。80本の糸を1本ずつ分けて、白い部分を合わせながら織ると、柄を作ることができます。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
査定前の注意伝統的工芸品(昭和50年9月4日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認