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Kimono Item 0074

有松・鳴海絞

ありまつ・なるみしぼり

産地品・染織技法 染め 伝統的工芸品

産地名や技法名を持つ有松・鳴海絞は、呼び名だけでなく制作上の特徴から確認します。産地の手掛かりは名古屋市、岡崎市、半田市、刈谷市、知多半島他で、素材は絹・木綿です。見分けるときは、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。寸法は価値そのものではありませんが、取扱い判断に使われるため、身丈や幅を測れる範囲で控えます。制作方法として記録された「図案どおり型紙を彫り、絹、綿等の布に下絵刷をして、その布を糸で括(くく)り、染め上げます」と、現物の裏表で確認できる作りを照らし合わせます。持ち運びが難しい品は、必要な撮影箇所を聞いてから出張査定の可否を相談します。箱書きの表裏と本体を一緒に撮り、収納物との対応が一目で分かるようにします。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

木綿絞の代表産地で、絞の技法は100種にも及び、多彩な文様が表現されています。最も代表的な絞技法には縫絞(ぬいしぼり)、くも絞、三浦絞、鹿の子絞、雪花絞(せっかしぼり)等があります。藍染めの絞には、絞りのときに出来る濃淡に、独自の風合いがあります。

技法の記録

図案どおり型紙を彫り、絹、綿等の布に下絵刷をして、その布を糸で括(くく)り、染め上げます。糸で括られた部分には染料が乗らないため、糸抜きをすると様々な模様が浮かび上がります。なお、これらの作業はすべて分業化されています。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和50年9月4日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認