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Kimono Item 0093
羽越しな布
うえつしなふ
産地品・染織技法
織り
伝統的工芸品
産地情報で鶴岡市 新潟県/村上市と示される羽越しな布。名称だけでなく、作りと付属資料まで照合します。光沢や色味は照明で変わるため、フラッシュの有無を変えた写真だけで断定しません。見落としを防ぐため、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。織りの品として、模様の印象だけでなく糸の組み方が分かる表裏の写真を残します。取扱条件は業者や買取方法でも異なるため、品目を絞った後に最新の公式条件を確認します。名称照合では、「羽越地域の山間部に生育するシナノキ、オオバボダイジュ又はノジリボダイジュの樹皮から取れる靭皮(じんぴ)繊維で糸を作り、布状に織り上げたもの」という説明を外観と比べます。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
羽越地域の山間部に生育するシナノキ、オオバボダイジュ又はノジリボダイジュの樹皮から取れる靭皮(じんぴ)繊維で糸を作り、布状に織り上げたもの。 日本では、縄文や弥生時代から衣装や装飾品などに利用され、今日、山形県鶴岡市関川地区や新潟県岩船郡山北町において受け継がれています。
技法の記録
材料となるシナノキ、オオバボダイジュ又はノジリボダイジュは、シナノキ科シナノキ属の落葉樹。日本海側や東北地方の山野に多く自生し、地方によりマダ、マンダ、モウダ、モアダなどと呼ばれています。 糸はこの樹木の樹皮から取り出した繊維を績(う)み、撚(よ)りをかけたもので、この糸を地機や高機により織り上げたものです。樹皮の繊維なので機械化ができず、未だに手作業に頼らざるを得ません。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
査定前の注意伝統的工芸品(平成17年9月22日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認