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Kimono Item 0108
喜如嘉の芭蕉布(座布団)
きじょかのばしょうふ
産地品・染織技法
織り
伝統的工芸品
産地名や技法名を持つ喜如嘉の芭蕉布(座布団)は、呼び名だけでなく制作上の特徴から確認します。家族から受け継いだ状態のまま、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。産地の手掛かりは国頭郡大宣味村で、素材は芭蕉繊維です。同系統の品が複数あるときは、番号を付けた写真で一点ごとに問い合わせると整理しやすくなります。織物かどうかを確かめられるよう、表面だけでなく裏面と反物端も観察対象にします。虫食いやほつれは隠さず位置が分かる写真を残すと、査定前の説明が具体的になります。保管臭や湿気は画像に写らないため、気付いた状態を短くメモして写真に添えます。喜如嘉の芭蕉布(座布団)と判断しきれない場合も、確認できた特徴と一致しない点の両方を査定先へ伝えます。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
糸芭蕉からとれる繊維を利用して織り上げる芭蕉布は、沖縄の代表的な織物です。江戸時代には夏裃(なつかみしも)として人気がありました。軽くてさらりとした肌触りが独特で、盛夏の着物として現在も広く愛用されています。
技法の記録
3年間育てた糸芭蕉の茎を4種類に分け、木灰(もくはい)で炊き、竹ばさみでしごいて不純物を取り、繊維にします。1m足らずの繊維を細かく裂いて機(はた)結びにし、一本一本つないでいきます。撚(よ)りをかけ、絣結びをして天然染料で染めます。手織りの後、また木灰で精錬し、米酢に浸してから洗い、手のばしで仕上げます。芭蕉布は畑での原木の栽培から始まり長い工程を経て布になります。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
査定前の注意伝統的工芸品(昭和63年6月9日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認