Kimono Item 0120
琉球びんがた(飾布)
りゅうきゅうびんがた
資料に残る「中国の型紙の技法、京友禅の手法も取り入れた沖縄で唯一の染物です」が、琉球びんがた(飾布)を探す最初の手掛かりになります。手元の品を広げ、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。この品目名を検索語に使い、全体・表示・傷みの写真を添えて相談すると確認が進みやすくなります。技法欄の「技法によって「型付け(型染め)」と、型紙を用いず生地に下絵を描き、糊袋の筒先で下絵の上から糊を置き、その後彩色する「筒引き(筒描き)」とに分かれます」も、糸や柄の作りを確かめる際の比較材料になります。シミや変色だけでなく、琉球びんがた(飾布)を示す証紙や残布を分けずに保管しておくと相談しやすくなります。琉球びんがた(飾布)を独立させた根拠は、琉球びんがたの製品欄に飾布があるためです。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
中国の型紙の技法、京友禅の手法も取り入れた沖縄で唯一の染物です。綿布、絹布、芭蕉布等に顔料、植物染料を用いて手染めします。色鮮やかな「紅型(びんがた)」と琉球藍の浸染(しんせん)による「藍型(えしがた)」とがあります。それぞれ南国独特の神秘的な魅力を持っています。
技法の記録
技法によって「型付け(型染め)」と、型紙を用いず生地に下絵を描き、糊袋の筒先で下絵の上から糊を置き、その後彩色する「筒引き(筒描き)」とに分かれます。また、色調には「紅型」と「藍型」があります。型紙は、柿渋を用いて手漉(す)き和紙を貼り合せた地紙の下にルクジュをあてがい、下絵にそって小刀で凸彫りします。染色の際、模様の部分に色挿(さ)しをし、その上に隈取りというぼかし染めが施され、立体感を表現します。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認