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Kimono Item 0127

近江上布(婦人服地)

おうみじょうふ

産地品・染織技法 織り 伝統的工芸品

近江上布(婦人服地)を産地からたどると、公式情報では東近江市、愛知郡愛荘町、犬上郡多賀町が確認できます。畳みじわと傷みを取り違えないよう、明るい場所で表裏を撮り、気になる箇所を別に残します。見落としを防ぐため、証紙、産地表示、反物端、織り出し、落款、仕立て残布を確認します。技法欄の「紡績で極細く紡(つむ)がれた糸に絣染めを施します」も、糸や柄の作りを確かめる際の比較材料になります。証紙がなくても直ちに処分せず、確認できた特徴を伝えて専門家の判断を受けるのが次の手順です。近江上布(婦人服地)を独立させた根拠は、近江上布の製品欄に婦人服地があるためです。査定前の手入れで状態を変えないよう、洗浄や補修が必要かは専門家へ先に相談します。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

近江上布は、「緯糸絣」と「経緯併用絣」があります。緯糸絣は主に緯糸を羽根巻にして「型紙捺染(かたがみなっせん)」を行います。また、経緯併用絣は両糸に「櫛押捺染(くしおしなっせん)」をし、経糸と緯糸の絣を合わせながら織るので最高級品となります。麻は、水気を良く吸うので、身に付けると涼しく爽やかな着心地です。

技法の記録

紡績で極細く紡(つむ)がれた糸に絣染めを施します。主な技法に「櫛押捺染」と「型紙捺染」があります。織り上がった反物に「シボ付け」という近江独特のちぢみ加工をし、丁寧に仕上げます。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和52年3月30日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認