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Kimono Item 0128

久米島紬着尺

着物・反物 染織 国指定文化財

着物・反物に当たる久米島紬着尺は、広げた外観だけで産地物と決めないことが大切です。現物では、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。分類が染織のため、模様の題材、糸の組み方、裏面の三方向から照合します。この品目名を検索語に使い、全体・表示・傷みの写真を添えて相談すると確認が進みやすくなります。名称照合では、「糸はすべて久米島産で,経糸に引き糸,緯糸に紬糸が用いられている」という説明を外観と比べます。金銀糸や刺繍の浮きは引っ張らず、傷みの範囲が分かる角度から撮影します。証紙の文字は判読できる距離、傷みは全体のどの位置か分かる距離で、それぞれ撮り分けます。反物端を切ったり裏地をほどいたりせず、現状で見える手掛かりから確認を始めます。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

糸はすべて久米島産で,経糸に引き糸,緯糸に紬糸が用いられている。 絣文様は,白のヒチサギ(ずらし絣),赤の井絣(井桁絣),黄色の十字絣を組み合わせたものである。 染色には,久米島で伝統的に使用されてきた染料が用いられ,黄はヤマモモとクルボー(ナカハラクロキ)の樹皮,赤はグール(サルトリイバラ)の根で染め,地色の黒は,グールの根とシャリンバイ(テカチ)の幹で染めた後,泥媒染を行ったものである。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意国指定文化財という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認