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Kimono Item 0130
刺繍訪問着
着物・反物
染織
国指定文化財
刺繍訪問着らしさを判断するには、名称、素材、仕立ての三つを分けて見ます。見落としを防ぐため、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。取扱条件を断定する情報ではありませんが、何を伝えて査定を頼むかはここまでで整理できます。染織品として、色柄だけに寄らず、糸使いと裏面の状態も一緒に記録します。金銀糸や刺繍の浮きは引っ張らず、傷みの範囲が分かる角度から撮影します。素材の手掛かりとして絹・金銀糸が確認できます。譲り受けた品では購入時期を推定せず、誰から受け継いだかだけを事実として添えます。寸法を測る際は生地を強く引かず、測定できなかった箇所は空欄のまま伝えます。刺繍訪問着と判断しきれない場合も、確認できた特徴と一致しない点の両方を査定先へ伝えます。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
「雪月花」を主題にした作品である。 絹地は、引き染めによる地染めを行い、それに暈かしを入れている。その絹地に、桜の花の輪郭は駒繍の技法を使って、赤いうるし糸と金糸で線を描く。桜の花弁の中は刺繍、雪は菅繍といくつかの技法を駆使して表現している。 作者の作風の特徴は、大きな空間を持った、大胆な構図にあり、かつ、現代の生活空間の中での「用の美」を目指す点にあるが、本作品は、伝統的な技法を踏まえた、作者の特徴をよく示す作品となっている。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
査定前の注意国指定文化財という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認