本ページには広告(PR)を含みます

Kimono Item 0135

東京染小紋

とうきょうそめこもん

着物・反物 染め 伝統的工芸品

東京染小紋を産地からたどると、公式情報では千代田区、新宿区、世田谷区、豊島区、練馬区他が確認できます。名称照合では、「小紋染に用いる型紙は、伊勢形紙が用いられ、熟練した技術者によって手彫りされています」という説明を外観と比べます。手元の品を広げ、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。寸法は価値そのものではありませんが、取扱い判断に使われるため、身丈や幅を測れる範囲で控えます。染色品の照合では、図柄の題材より先に染めの状態と落款の有無を記録します。別の品目と迷う場合は、産地・素材・技法のうち確認できたものだけを査定先へ伝えます。似た名称の品と迷ったら、共通点だけでなく異なる色・素材・作りも一つずつ書き出します。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

小紋染に用いる型紙は、伊勢形紙が用いられ、熟練した技術者によって手彫りされています。東京染小紋は、長い伝統に培われた技術によって生み出され、その微妙な幾何学模様と、単色でも粋で格調高い趣を持つところに特徴があります。

技法の記録

良質の手漉き(す)和紙を柿渋で張り合わせた「地紙」にキリ、小刀等を使って模様を彫って型紙を作ります。長い板に白生地を張り、その上に型紙をのせて上にヘラで防染糊を置いていきます。生地を板からはがし、地色のついた糊を大きなヘラで、塗り付けて地色染めします。糊の中の染料を生地に定着させるため、地色糊が乾かないうちに蒸します。糊や余分な染料を落とすため、念入りに水洗いをします。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和51年6月2日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認