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Kimono Item 0164
十日町明石ちぢみ(着物地)
とおかまちあかしちぢみ
着物・反物
織り
伝統的工芸品
十日町明石ちぢみ(着物地)らしさを判断するには、名称、素材、仕立ての三つを分けて見ます。査定先へ説明できるよう、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。金銀糸や刺繍の浮きは引っ張らず、傷みの範囲が分かる角度から撮影します。技法の説明は「模様の表現方法は十日町絣と同じです」。この記述と異なる点があれば、査定時の質問として残します。親品目は十日町明石ちぢみ、公式に挙げられる製品は着物地です。一点ごとの写真番号を伝え、どの証紙や箱についての質問かを明確にしてください。箱書きの表裏と本体を一緒に撮り、収納物との対応が一目で分かるようにします。証紙の文字は判読できる距離、傷みは全体のどの位置か分かる距離で、それぞれ撮り分けます。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
戦前まで、独特な清涼感を持った優雅な夏の着物の代表として、一世を風靡しました。戦後、生産は次第に減少したものの、その製造技術は十日町固有の伝統として受け継がれ、今なお、根強い支持を受けています。
技法の記録
模様の表現方法は十日町絣と同じです。基本的な違いは撚糸(ねんし)の方法にあり、明石ちぢみの緯糸は、まず下撚(したより)として1メートル間で300回くらい撚(よ)った右撚、左撚の片撚のカセに巻き整えます。そして生糸のまま、所定の色に柔軟染めをし、カセになった糸の目方の30~40%の植物性の調合糊を手でたたきながら、ムラなく染み込ませます。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
査定前の注意伝統的工芸品(昭和57年11月1日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認