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Kimono Item 0166

名古屋友禅(着物地)

なごやゆうぜん

着物・反物 染め 伝統的工芸品

名古屋友禅の中でも、着物地として確認したいのが名古屋友禅(着物地)です。寸法は価値そのものではありませんが、取扱い判断に使われるため、身丈や幅を測れる範囲で控えます。現物では、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。染めの品として、柄の輪郭と裏面の状態が分かる写真を用意し、技法説明と比べます。判断材料が足りない部分は空想で補わず、分からないまま査定先へ伝えてください。産地を示す資料では名古屋市、春日井市が挙げられています。名古屋友禅(着物地)と判断しきれない場合も、確認できた特徴と一致しない点の両方を査定先へ伝えます。保管臭や湿気は画像に写らないため、気付いた状態を短くメモして写真に添えます。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

名古屋地方は堅実な土地柄と地味な気風のため、模様の配色は色数を控え、一つの色の濃淡で絵柄を描くような渋いものです。留袖の黒の地色は、名古屋独特の「トロ引黒染(くろそめ)」の技法が考案されたもので、黒の色艶が優れています。

技法の記録

手描友禅は、 図案、下絵から糊置、色挿(さ)し、仕上げまで、 一人の作者が一貫して作業を行う、「一品手作り」で製作します。 型染は、伊勢形紙を使用した写し糊友禅の他に、 刷毛を用いた摺(す)り染が一般的です。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和58年4月27日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認