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Kimono Item 0168

名古屋黒紋付染(羽織)

なごやくろもんつきぞめ

着物・反物 染め 伝統的工芸品

家紋を描き入れた時の紋の染際をきれいに染め上げるため、浸染(しんせん)では初めから家紋の形の紋型紙を使用します。名古屋黒紋付染(羽織)では、この説明と現物が合うかを先に見ます。見落としを防ぐため、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。産地名が合っていても真贋や評価は決まらないため、付属資料と現物を同時に示す必要があります。技法の説明は「「浸染」と「引染」があり、紅または藍の下染をします」。この記述と異なる点があれば、査定時の質問として残します。親品目は名古屋黒紋付染、公式に挙げられる製品は羽織です。問い合わせ履歴には品目候補と回答条件を残し、別の品との回答を混同しないようにします。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

家紋を描き入れた時の紋の染際をきれいに染め上げるため、浸染(しんせん)では初めから家紋の形の紋型紙を使用します。名古屋独特の紋当網付(もんあてあみつけ)技法で染めるので、染色時間も長く、黒色がしっかり染まっています。引染(ひきぞめ)では紋の形に防染糊(のり)を伏せて、黒の色艶の優れた「トロ引黒染(くろそめ)」で染め上げます。

技法の記録

「浸染」と「引染」があり、紅または藍の下染をします。「浸染」では紋を付ける部分に紋型紙を生地の両面から貼り合わせ、金網を当てて締付け染料液に長時間入れて染め上げる紋当網付技法を行います。 「引染め」では紋の部分に防染糊を伏せて三ツ引黒染やトロ引黒染技法で、刷毛を使用して染め上げます。その後で白く残った部分に紋章を手描きで入れます。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和58年4月27日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認