本ページには広告(PR)を含みます

Kimono Item 0169

喜如嘉の芭蕉布(着物地)

きじょかのばしょうふ

着物・反物 織り 伝統的工芸品

手元の品が喜如嘉の芭蕉布(着物地)か考える前に、まず喜如嘉の芭蕉布の製品であることを確認します。査定先へ説明できるよう、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。喜如嘉の芭蕉布(着物地)という名称だけで結論を出さず、保存状態と寸法も別々に伝えるのが安全です。織物かどうかを確かめられるよう、表面だけでなく裏面と反物端も観察対象にします。製造地域は国頭郡大宣味村、素材情報では芭蕉繊維が確認できます。最終的な取扱可否は、この確認結果を添えて専門の査定先へ尋ねてください。織り出しが畳みの内側にある場合は、無理なく見える範囲だけを撮影します。箱書きの表裏と本体を一緒に撮り、収納物との対応が一目で分かるようにします。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

糸芭蕉からとれる繊維を利用して織り上げる芭蕉布は、沖縄の代表的な織物です。江戸時代には夏裃(なつかみしも)として人気がありました。軽くてさらりとした肌触りが独特で、盛夏の着物として現在も広く愛用されています。

技法の記録

3年間育てた糸芭蕉の茎を4種類に分け、木灰(もくはい)で炊き、竹ばさみでしごいて不純物を取り、繊維にします。1m足らずの繊維を細かく裂いて機(はた)結びにし、一本一本つないでいきます。撚(よ)りをかけ、絣結びをして天然染料で染めます。手織りの後、また木灰で精錬し、米酢に浸してから洗い、手のばしで仕上げます。芭蕉布は畑での原木の栽培から始まり長い工程を経て布になります。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和63年6月9日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認