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Kimono Item 0174

宮古上布(着物地)

みやこじょうふ

着物・反物 織り 伝統的工芸品

宮古島市・宮古郡多良間村に結び付く宮古上布(着物地)は、産地表示と現物の特徴を一緒に確かめたい品目です。織りの品として、模様の印象だけでなく糸の組み方が分かる表裏の写真を残します。着物地は宮古上布の主な製品として明記されたもので、根拠のない組み合わせではありません。手元の品を広げ、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。由来資料に個人情報がある場合は、必要箇所だけを示せるか査定先へ相談します。帯や着物を重ねたまま撮ると表示が対応しなくなるため、一点ずつ全体と細部を記録します。織り出しが畳みの内側にある場合は、無理なく見える範囲だけを撮影します。においや手触りなど画像化できない情報は、強弱を断定せず気付いた事実だけを書きます。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

麻織物ですが、糸は細く、絣模様は精緻で、織り上げた布はロウを引いたように滑らかです。通気性に富み、三代物と言われるほど丈夫で長持ちします。

技法の記録

苧麻(ちょま)という種類の麻をとり、表皮から繊維を取り出し、糸を紡(つむ)ぎ、糸車で撚(よ)りをかけます。図案を作成し絣締を行います。琉球藍で染め、2~3カ月かけて織り上げ、砧打ち(きぬたうち)し、艶出しをして仕上げます。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和50年2月17日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認