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Kimono Item 0180

有松・鳴海絞(羽織)

ありまつ・なるみしぼり

着物・反物 染め 伝統的工芸品

資料に残る「木綿絞の代表産地で、絞の技法は100種にも及び、多彩な文様が表現されています」が、有松・鳴海絞(羽織)を探す最初の手掛かりになります。伝統的工芸品(昭和50年9月4日)という位置付けは産地・技法を調べる手掛かりですが、個々の現物の真贋を保証するものではありません。羽織は有松・鳴海絞の主な製品として明記されたもので、根拠のない組み合わせではありません。現物では、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。写真査定の回答は仮判断になり得るため、現物確認後に条件が変わるかも確認します。折り目の内側に表示があっても、無理に引き出して生地を裂かないよう注意します。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

木綿絞の代表産地で、絞の技法は100種にも及び、多彩な文様が表現されています。最も代表的な絞技法には縫絞(ぬいしぼり)、くも絞、三浦絞、鹿の子絞、雪花絞(せっかしぼり)等があります。藍染めの絞には、絞りのときに出来る濃淡に、独自の風合いがあります。

技法の記録

図案どおり型紙を彫り、絹、綿等の布に下絵刷をして、その布を糸で括(くく)り、染め上げます。糸で括られた部分には染料が乗らないため、糸抜きをすると様々な模様が浮かび上がります。なお、これらの作業はすべて分業化されています。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和50年9月4日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認