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Kimono Item 0186

東京手描友禅(羽織)

とうきょうてがきゆうぜん

着物・反物 染め 伝統的工芸品

江戸は当時から現代まで、大消費地として洗練されたファッションが求められてきました。東京手描友禅(羽織)では、この説明と現物が合うかを先に見ます。東京手描友禅(羽織)を独立させた根拠は、東京手描友禅の製品欄に羽織があるためです。名称の裏付けを探すなら、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。防虫剤の種類を変える前に、現在の保管状況と変色の有無を記録しておきます。技法の説明は「東京手描友禅には、大別して糸目友禅、蝋纈染(ろうけちぞめ)、無線描(むせんがき)の3通りの技法があります」。この記述と異なる点があれば、査定時の質問として残します。対面査定では確認したい特徴をメモで示し、名称判断の根拠を尋ねてください。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

江戸は当時から現代まで、大消費地として洗練されたファッションが求められてきました。東京手描友禅は、そうした土地柄を背景に色数をおさえた粋なデザインを特色とし、地味な感じの中にも明るい色調と新しさのあるデザインを特徴としています。

技法の記録

東京手描友禅には、大別して糸目友禅、蝋纈染(ろうけちぞめ)、無線描(むせんがき)の3通りの技法があります。いずれも防染技法による染色です。現在は、染上がりに、白い糸のような線が鮮やかに浮き上がる糸目友禅が主流です。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和55年3月3日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認