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Kimono Item 0187
東京染小紋(着物地)
とうきょうそめこもん
着物・反物
染め
伝統的工芸品
東京染小紋(着物地)を確かめる第一歩は、柄の印象ではなく反物端や付属資料を見ることです。手元の品を広げ、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。証紙がなくても直ちに処分せず、確認できた特徴を伝えて専門家の判断を受けるのが次の手順です。技法の説明は「良質の手漉き(す)和紙を柿渋で張り合わせた「地紙」にキリ、小刀等を使って模様を彫って型紙を作ります」。この記述と異なる点があれば、査定時の質問として残します。仕立て直しの跡が見える場合は欠点と決めつけず、その位置を査定先へ伝えます。製造地域として確認できるのは千代田区、新宿区、世田谷区、豊島区、練馬区他です。織り出しが畳みの内側にある場合は、無理なく見える範囲だけを撮影します。
見分けるための手掛かり
特徴の記録
小紋染に用いる型紙は、伊勢形紙が用いられ、熟練した技術者によって手彫りされています。東京染小紋は、長い伝統に培われた技術によって生み出され、その微妙な幾何学模様と、単色でも粋で格調高い趣を持つところに特徴があります。
技法の記録
良質の手漉き(す)和紙を柿渋で張り合わせた「地紙」にキリ、小刀等を使って模様を彫って型紙を作ります。長い板に白生地を張り、その上に型紙をのせて上にヘラで防染糊を置いていきます。生地を板からはがし、地色のついた糊を大きなヘラで、塗り付けて地色染めします。糊の中の染料を生地に定着させるため、地色糊が乾かないうちに蒸します。糊や余分な染料を落とすため、念入りに水洗いをします。
証紙や付属資料が見つからない場合
資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。
査定前の注意伝統的工芸品(昭和51年6月2日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。
状態確認のチェック項目
- シミ
- カビ
- 変色
- 虫食い
- におい
- 寸法
- 仕立て状態を確認