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Kimono Item 0226

近江上布(着物地)

おうみじょうふ

着物・反物 織り 伝統的工芸品

着物・反物に当たる近江上布(着物地)は、広げた外観だけで産地物と決めないことが大切です。東近江市、愛知郡愛荘町、犬上郡多賀町という地域情報と、麻という素材情報を組み合わせて照合します。手元の品を広げ、衽裏や八掛付近の落款、反物端、証紙、仕立て残布、衿先の表示を確認します。伝統的工芸品(昭和52年3月30日)という位置付けは産地・技法を調べる手掛かりですが、個々の現物の真贋を保証するものではありません。取扱対象でも状態によって結果は変わるため、傷みを含む現状の写真で確認を依頼します。防虫剤の種類を変える前に、現在の保管状況と変色の有無を記録しておきます。反物なら巻き始めと巻き終わり、仕立て品なら衿や裾も分けて撮ると確認範囲が伝わります。

見分けるための手掛かり

特徴の記録

近江上布は、「緯糸絣」と「経緯併用絣」があります。緯糸絣は主に緯糸を羽根巻にして「型紙捺染(かたがみなっせん)」を行います。また、経緯併用絣は両糸に「櫛押捺染(くしおしなっせん)」をし、経糸と緯糸の絣を合わせながら織るので最高級品となります。麻は、水気を良く吸うので、身に付けると涼しく爽やかな着心地です。

技法の記録

紡績で極細く紡(つむ)がれた糸に絣染めを施します。主な技法に「櫛押捺染」と「型紙捺染」があります。織り上がった反物に「シボ付け」という近江独特のちぢみ加工をし、丁寧に仕上げます。

証紙や付属資料が見つからない場合

資料がないことだけで品目や取扱可否を断定しません。見える範囲の表示、端部、落款、仕立ての状態を撮影し、確認できたことと確認できないことを分けて伝えます。

査定前の注意伝統的工芸品(昭和52年3月30日)という情報は産地や技法を調べる手掛かりです。個々の現物の真贋、買取成立、査定結果を保証するものではありません。

状態確認のチェック項目

  • シミ
  • カビ
  • 変色
  • 虫食い
  • におい
  • 寸法
  • 仕立て状態を確認